通常社外マフラーを購入して、そのマフラーに溶接するのが一般的だと思いますが、今回はテストとしてノーマルマフラーに溶接しました。というのも、社外マフラーはベンチテストで全域パワーアップなどと書いてありますが、それはあくまでも全開時のものであり、街乗りをするにあたっては常に全開と言うことはあまり無いのです。
そのため、その能書きを信じて社外マフラーを取り付け、高回転まで回るため、早くなった気がする・・・と言う状態を避けたいのです。もちろん馬力はトルク×回転数なので、ノーマルよりも回ればパワーアップしているのですが、それはあくまでもノーマルよりも回った部分がアップしている部分で、常用回転域ではノーマルよりもトルクが下回ることも多く、結果アクセルを開けないとパワーが出ず、燃費も悪くなるという悪循環が嫌なのです。
そこで、ノーマルマフラーの状態を把握しつつ、燃調で上まで回るようになれば、リーズナブルに性能アップが図れますし、結果的に駄目だとしても社外品を付けた時との比較ができるわけです。他の方のTIGRAのサイトを見ると、ノーマルのO2センサーフィードバック領域は6000rpmまでとの情報がありました。
と言うことはノーマル状態でリミッターがあるかないかは別として、約9000rpmで頭打ちなのは通常燃料を濃くして上まで回らなくしているか、上まで回らないマフラーなのだということになります。それを調べないままに、高いお金を出して社外品を購入する気になれません。これがいまだにマフラーを購入しない理由なのです。
また、社外品を付けたとしても燃調を取らない限り、本来のパワーは望むべくもなく、それももったいないと思うのです。以前、現車合せの燃調を取った車に乗っていましたが、 あのレスポンスが自分で調整して手に入ると思うとワクワクします。
ノーマルのマフラーを外した状態です。シリンダー側からボルトが出ているので、脱着がしやすいです。この状態からフランジを付け、袋ナットで締めるので、以前の50ccなどとは比べ物にならない位簡単です。この辺もよくできていると思いました。
ノーマルのO2センサーです。思ったよりも簡単に外れてくれました。配線が2本だということと、マフラーのフランジ直後に付いていることから、ヒーターなしのナローバンドセンサーだと思われます。
今回マフラーに取り付けるA/Fセンサーボスとプラグはステンレス製のM18×1.5と言うサイズで、各種A/Fセンサーは大体このサイズのようです。
マフラーに22mmの穴を開けて溶接するのですが、直接溶接すると、スキマが開きすぎるのと、センサーを装着した時の先端が出すぎることも考えて、ノーマルマフラーの円形に 沿った
黄色線部分のゲタをはかせたうえで、エキパイに溶接してもらいました。物によっては最初からこのゲタが付いているものもありますので、それを使ったほうが簡単です。ただし、ノーマルのエキパイが細過ぎて取り付け位置をよく考えないと、走行中の振動でポッキリもありそうです。
これで用意は万全ですが、肝心のセンサーをどれにするか考えています。
段々内容が高度になってきましたね〜(^_^;)ついていけなくなってきました〜(>_<)
返信削除メカに精通しておられるのですね!どんなお仕事をされているのでしょうか?
今回の内容にあるようにマフラーは高価ですし大枚はたいて購入してもうるさくて例えパワーが上がっても乗りにくくなったら何をしているか分からないですもんね!
結果が楽しみです。これからも研究頑張って下さい!
taniyanさんこんにちは
返信削除いや、メカに精通しているということはないです。仕事もほとんど関係ありませんよ。大抵のことはググればなんとかなります。(笑)
疑問に思うことをちょこちょこ解決していくと、知らないうちにいろんなことができるようになってきます。楽しいですよ。
ノーマルマフラーで良い結果が出るとお金がかからなくて良いのですが、そうそう思い通りになるとも思えないので、どうなるのか自分でも楽しみです。
ノーマルマフラー(改)でもやっちゃいそうですね(^_^;)
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